誤訳訂正書：PCT-DO

誤訳訂正書

　国際出願日における国際出願の明細書、請求の範囲および図面（図面の中の説明に限る）について、誤訳の訂正を目的として補正する場合の誤訳訂正書の作成方法です。

　＜特許法施行規則様式第１５の２＞

説明１　記録項目の概要

　誤訳訂正書に記録すべき主な項目の概要は、次のとおりです。

必須		【書類名】　　　　　　　　誤訳訂正書
任意		【提出日】　　　　　　　　令和　１年　５月　１日
必須		【あて先】　　　　　　　　特許庁長官殿
必須		【事件の表示】
条件必須		【出願番号】　　　　　特願２０１９－５９９９９９
必須		【特許出願人】
条件必須		【識別番号】　　　　　３０００００００１
条件必須		【住所又は居所】　　　カナダ国　モントリオール，オタワ　インベンションロード，スイート２００
必須		【氏名又は名称】　　　パテント　イチロウ
任意		【代理人】
条件必須		【識別番号】　　　　　１０００００００１
条件必須		【住所又は居所】　　　東京都千代田区霞が関３－３－５
任意		【弁理士】
必須		【氏名又は名称】　　　代理一郎
任意		【電話番号】　　　　　０３－３１２３－４５６７
任意		【ファクシミリ番号】　０３－３１２３－４５６８
任意		【発送番号】　　　　　　　１２３４５６
必須		【誤訳訂正１】
必須		【訂正対象書類名】　　　明細書
必須		【訂正対象項目名】　　　０００３
必須		【訂正方法】　　　　　　変更
条件必須		【訂正の内容】
		【０００３】　大砲の装填装置において、装填装置を軽量化し、装填装置の回動応答性を砲身の俯仰に追随可能として、迅速に砲身に火薬を装填する装置。
必須		【訂正の理由等】
		（訂正の理由１－１）　段落「０００３」中、「砲身に火薬を装填する。」の点について　この個所の外国語特許出願の表記は外国語特許出願第２頁第３行目に charge a barrel with powder と記載されていたところ、誤訳訂正前は「樽に粉を装填する」と翻訳していた。誤訳訂正前の翻訳は・・・（訂正の理由１－２）　段落「０００３」中、「軽量」の点について　この点は誤訳訂正前は「計量」と記載していたが・・・
任意		【手数料の表示】
条件必須		【予納台帳番号】　　　１２３４５６
条件必須		【納付金額】　　　　　１９０００

説明２　記録項目及び記録内容の注意点

オンライン手続における書類作成上の注意点は、『電子出願の規約』の「ＨＴＭＬの規定」、「文字の制限」及び「イメージファイルの規定」を参照してください。
誤訳訂正の手続は、外国語特許出願の出願翻訳文の提出及び国内書面を提出し、かつ国内手数料を納付した後であって国内処理基準時（翻訳文提出特例期間）を経過した後でなければ提出できません。
明細書、特許請求の範囲又は図面に係る誤訳の訂正を目的とする補正とそれ以外の補正を同時にする場合は、誤訳訂正書の提出により双方の補正を行うことも認められます。
この場合は、訂正の理由に代えて、当該補正事項が記録されていた補正前の明細書等の箇所を示したうえで、当該補正は明細書等に記録した事項の範囲内の補正である旨を記録します。
ただし、一の補正単位中に誤訳の訂正を目的とする補正箇所とそれ以外の補正箇所があるときは、誤訳訂正書と手続補正書に分けて行われた場合、補正の前後関係が不明確となるため、必ず、誤訳訂正書により行います。
外国語特許出願に係る誤訳訂正の手続では、要約書について誤訳訂正書による補正は認められません。