配列表の作成方法

１．特許出願にあって、塩基配列又はアミノ酸配列を記録する場合には明細書の最後に【配列表】の見出しを付し、塩基配列又はアミノ酸配列を記録します（特許法施行規則様式第２９備考１７参照）。また、国際出願にあっても【配列表】の見出しを付します。
なお、行を改めて「Sequence Listing」と記録することができます。

２．配列表には、

<110> Applicant name（出願人氏名又は名称）

<120> Title of invention（発明の名称）

<130> File reference（整理番号）

<140> Current patent application（出願国・地域名及び番号）

<141> Current filing date（出願日）

<150> Earlier patent application（優先権のもととなった出願をした国・地域名及び出願の番号）

<151> Earlier application filing date（優先日）

<160> Number of SEQ ID Nos（配列の総数）

<170> Software（ソフトウエア）

をこの順序で数字見出しを使用して記録するとともに、各配列について

<210> SEQ ID NO: x（配列番号）

<211> Length（配列の長さ）

<212> Type（配列の型）

<213> Organism（生物名）

<220> Feature（配列の特徴）

　<221> Name/key（配列の特徴を表す記号）

　<222> Location（存在位置）

　<223> Other information（他の情報）

<300> Publication information（文献情報）

　<301> Authors（著者）

　<302> Title（論文名）

　<303> Journal（刊行物名）

　<304> Volume（巻数）

　<305> Issue（号数）

　<306> Pages（ページ）

　<307> Date（発行年月日）

　<308> Database accession number（データベース アクセッション番号）

　<309> Database entry date（データベース入力日）

　<310> Document number（文献番号）

　<311> Filing date（文献提出日）

　<312> Publication date（文献公開日）

　<313> Relevant residues in SEQ ID NO: x: from to（対応配列番号）

<400> Sequence（配列）

をこの順序で数字見出しを使用して記録します。

注１）数字見出し<110>、<120>、<160>、<210>～<213>及び<400>の項目は、配列表には必ず記録します。

注２）数字見出し<130>、<140>、<141>、<150>、<151>、<220>～<223>の項目は、「４　配列表に記録すべき項目及び記録方法」中で説明する特定の条件下で、配列表に記録します。

注３）数字見出し<170>、<300>～<313>の項目の記録は、任意になります。

注４）配列を表示しない場合は、数字見出し<210>及び<400>の項目のみを記録します。

注５）配列表には、数字見出しのみ使用し、項目名は記録しません。

３．配列は、(ⅰ) 塩基配列のみ、(ⅱ) アミノ酸配列のみ、又は、(ⅲ) 対応するアミノ酸配列を伴う塩基配列の何れかの形式で記録します。
なお、（ⅲ）の形式で記録する場合、そのアミノ酸配列を改めて（ⅱ）の形式で記録します。

４．配列表に記録すべき項目及び記録方法

５．数字見出しの２桁又は３桁目が変わる場合、数字見出しと数字見出しの間に空白行を設けますが、例外として、数字見出し<310>の前には空白行は設けません。また、同じ数字見出しを繰り返して使用する場合、その前に空白行を設けます。

６．配列表の記録例