証明の請求(意匠)


何人も、特許庁長官に対して、意匠に関する証明の請求をすることができます(意匠法第63条)(注1)。
また、特例法の規定に基づく電子情報処理組織を使用して行われた手続、磁気ディスクの提出により行われた手続、書面の提出により行われた手続、さらには電子情報処理組織を使用して行われた処分等又は文書をもって行われた処分等、ファイルに記録された事項を対象として証明の請求をすることができます(特例法第12条)。


ただし、次のいずれかに該当する場合は、出願人及びその代理人又は利害関係人(注2)を除き、証明の請求をすることはできません(特例法第12条(3)(意匠法第63条ただし書の規定の準用))。

    1. 意匠権の設定の登録がされていない出願
    2. 無効審判等の書類であって、当事者又は参加人の保有する営業秘密(不正競争防止法第2条第6項に規定するもの)が記載された旨の申し出があったもの
    3. 個人の名誉又は生活の平穏を害するおそれのあるもの
    4. 公の秩序又は善良の風俗を害するおそれのあるもの
    5. 秘密意匠にあっては、意匠法第14条第1項による秘密にすることを請求した事項に関する書類

(注1)最終処分確定後、権利期間及び保存期間を経過して廃棄処分となったものは除きます。

(注2)利害関係人とは

      1. 出願人の同意を得た者
      2. 拒絶理由通知中に引用された出願について拒絶理由通知を受けた出願の出願人(その者の代理人を含む)
      3. 出願人よりその意匠の実施につき警告又は注意を受けた者

オンライン請求可能範囲

 請求書類名  可能範囲
優先権証明請求書 ・平成12年1月1日以降にされた出願およびこれに係る手続
証明請求書:書類証明 ・平成12年1月1日以降にされた出願およびこれに係る手続
・平成12年1月1日以降に拒絶査定および補正却下の不服審判の請求がされた審判に係る手続
証明請求書:特定事項証明