書類の分類

 電子出願ソフトで出願などの手続をするために、扱う書類を以下の2種類に分類します。それぞれの分類では、書類を作成する上で、いくつかの制限事項があります。これから作成する書類がどちらに分類されるのか、あらかじめ確認しておく必要があります。



  1. XML系書類

 特許、実用新案の出願・中間書類及び特許、実用新案、意匠、商標の納付書がXML系書類です。従来はX系書類としていましたが、国際標準への対応に伴い、特許庁への送信ファイル形式がXML形式となりました。イメージはモノクロ2値イメージ(PNG、GIF、BMP形式)とグレースケールイメージ(JPEG形式、8bit:256階調のみ)が使用できます。フルカラーイメージ(JPEG形式)は使用できません。文字の種類については半角カタカナや丸付き数字は使用できません。文字修飾については上付・下付・下線・半角が使用できます。

 ※XML(eXtensible Markup Language:拡張可能マークアップ言語)とは、文書を電子化するための国際的な標準形式です。


  1. SGML系書類

 意匠、商標の出願・中間書類(納付書を除く)及び審判書類全般がSGML系書類です。イメージはモノクロ2値イメージ(PNG、GIF、BMP形式)とフルカラーイメージ(JPEG形式)が使用できます。グレースケールイメージ(JPEG形式)は使用できません。文字の種類については半角カタカナや丸付き数字が使用できません。文字修飾については、上付・下付・下線・半角・倍角が使用できます。

 ※SGML(Standard Generalized Markup Language:標準汎用マークアップ言語)とは、国際標準規格(ISO8879)に準拠した、文書を電子化するための標準形式です。



種類

特許 実用 意匠 商標

願書系(願書)

願書系(中間書類)

(含PCT)

(含PCT)

登録系

※1

※1

優先権証明請求

証明請求

本国登録証明請求

ファイル記録事項記載書類の交付請求

認証付ファイル記録事項記載書類の交付請求

登録事項記載書類の交付請求

認証付登録事項記載書類の交付請求

国際登録に係る登録事項記載書類の交付請求

国際登録に係る認証付登録事項記載書類の交付請求

ファイル記録事項の閲覧(縦覧)請求

登録事項の閲覧請求

国際登録に係る登録事項の閲覧請求

○:XML系書類  ◎:SGML系書類

※1 特許と実用新案の審判書類の手続補正書はXML系となります。

オンライン出願「対象書類一覧」